七五三の後撮りはいつからいつまでが一般的?
写真スタジオで、妙にかしこまりながら、晴れ着姿でカメラに向かってポーズを決める。七五三撮影の様子をいまだに忘れられない人もいることでしょう。自分の子供にも同じように、よい思い出をつくってあげたいものです。今回の記事では、七五三の後撮りについて解説します。ぜひ参考にしてみてください。
七五三の後撮りとは?
平安時代に起源をもつ七五三は、我が子の成長や健康を祝う意味で、とても大切な人生儀式といえます。
11月15日に行われ、お宮参りと記念写真撮影、親族関係者との食事、この3つが一般的なスタイルです。さらに、記念写真撮影に関していうと、前撮りと後撮りの2種類があります。前撮りは4月から10月にかけて実施されるもので、七五三の本番に備えてリハーサルになるなどが長所です。
みなさんにとってもおなじみの選択肢でしょう。一方、後撮りは、12月から翌年3月までの間に撮影を済ませておくことです。
イヤイヤ期を迎えて機嫌がコロコロ変わったり、夏の日焼け肌が目立ったりする場合、とくに重宝します。前撮りと比べて後撮りにはどんな特徴があるのか、気になる方もいるはずです。次項で詳しく説明します。
七五三の後撮りをするメリット
後撮りの主なメリットは、3つあります。
ゆったりと撮影できる
七五三のハイシーズンや前撮りよりも、予約が取りやすく、急かされずにゆったりと撮影できます。
七五三当日の撮影は混雑が必至で、時期によっては前撮りでも早々に予約が埋まってしまうケースがあります。とりわけ、初めての七五三を迎える子供は、好奇心いっぱいだったり、デリケートだったり、さまざまです。
撮影スケジュールの前後が密になり過ぎると、場の慌ただしさに影響されて、落ち着かなかったり、いつものハツラツとした表情を出せなかったり、せっかくの晴れ姿が曇りがちになってしまう恐れもあります。
衣装選びの自由度が高い
ハイシーズンが終了しているため、予約が困難だった人気の衣装や新作アイテムもスムーズに利用できます。
両親からすれば、我が子にいちばんよいものを選びたいと願うものです。繁忙期には手が届かない衣装も後撮りだったら、予約も簡単。さらに、ところによっては、衣装の無料レンタルもあるので、希望の写真スタジオに改めて確認するといいでしょう。
イヤイヤ期のピークが過ぎているかもしれない
一般的には、2歳ころからイヤイヤ期が始まるとされています。
イヤイヤ期真っ只中では、両親でさえ手に余るもので、最悪の場合、撮影自体が成り立たないこともあります。幼い子供は成長スピードが早いので、数ヵ月の間で状態が劇的に変化することも多いものです。
ある程度、イヤイヤ期が落ち着いてから撮影に臨んだほうが、結果的に、より素敵な写真を残せる可能性が高まります。
七五三の後撮りはいつからいつまで?
七五三の後撮りの時期を改めて確認しておくと、12月から翌年3月にかけてのシーズンです。
とくにベストなタイミングは、2月と3月です。この時期になれば、正月や成人式などのイベントごとも終わり、写真スタジオの状況も一段落します。予約が取りやすくなるうえに、マイペースで取り組めるので、七五三の撮影をまだ済ませていない方にはぴったりです。
ただし、3月になると、卒園や卒業式シーズンに入るため、土日は混み合う可能性もあります。3月の後撮りを狙う場合、平日に照準を合わせるのがおすすめです。
まとめ
七五三撮影の醍醐味といえば、我が子のとっておきの晴れ姿を残せることです。もし平安時代にカメラが発明されていたら、現代人と同じように、当時の貴族たちもこぞって記念撮影していたことでしょう。今回の記事では、後撮りの時期について、メリットも含めて解説しました。みなさんにとって、役立つ情報があったら、これほどうれしいことはありません。
