【七五三】3歳の男の子が写真だけ撮ってお参りしないのはあり？
人生上のイベントはいろいろありますが、とりわけ七五三は、親になった喜びをひときわ感じさせてくれる儀式でしょう。子どもの頃の初々しい記念写真を今でも大切に保管している人も多いかもしれません。今回の記事では、3歳の男の子がお参りせずに写真だけで済ませても大丈夫なのか、解説します。迷っている方は要チェックの内容です。
七五三で写真だけ撮るのはあり
一般的に七五三当日の流れは、着付けやヘアメイクを整えたのち、お宮参りし、参拝後に家族に囲まれての食事会、といった展開になります。肝心の記念写真撮影は、参拝前に済ませるのが一般的です。
しかし近年では、お宮参りせずに記念写真だけ残して、七五三を終える家庭も増えつつあります。日々の生活が忙しく、十分な時間を確保できなかったり、不慣れな着物姿での移動を不安に感じたり、幼い兄弟を連れていくのが難しかったり、理由はさまざまです。
みなさんのなかにも、写真のみの七五三を検討している人もいるかもしれません。ただ、由緒ある通過儀礼なので、どんな形であれ、お宮参りや食事会などをひと通りやったほうが子どものためになるのではないかと考え、はっきりと決断しきれないのも事実でしょう。
結論からいうと、七五三を写真撮影だけで済ませても、何の問題もありません。七五三の意味は、我が子の成長と健康を祝うことです。その本質は、たとえお宮参りしなくても変わりません。順調に子どもが育った記録として、記念写真を残すだけでも十分に価値があります。
七五三を写真だけにするメリット
次に、写真だけで七五三を終えるメリットについて考えてみましょう。大きく分けて2つあります。
時間がかからない
1つ目は、七五三にかかる時間を短縮できることです。
着付けやヘアメイクから始まり、写真撮影、お宮参り、食事会まで、移動時間や労力を含めると、七五三は一日がかりのイベントです。
機嫌を損ねやすいことも多い3歳の子どもにとっては、相当な負担にもなりかねません。写真撮影だけの場合、子どもが上機嫌のときを狙えば、思いのほか、手早く済みます。
着物が汚れない
2つ目は、着物が汚れないことです。
子どもはじっとしていれられないので、移動中や食事会などで、着物にジュースや食べ物をこぼすことが多々あります。
着用後は、購入、レンタルを問わず、クリーニングに出さなければなりません。一般的な洗濯法の丸洗いでも落ちない汚れだった場合、シミ抜きが必要になります。
シミ抜きは、職人の手作業によるプロセスが欠かせないため、通常の丸洗いに比べると割高です。その点、写真撮影のみの七五三だと、着物を着る時間が短くなり、汚れてしまうリスクも減らせます。
七五三の写真撮影はいつからいつまで？
七五三の写真撮影は、11月15日の当日以外にも、前撮りと後撮りの2つの方法があります。
前撮りは4月～10月にかけて、後撮りは12月から翌年の3月までの間に行うのが通例です。どちらも繁忙期を回避できるので、予約が取りやすくなったり、着物の選択肢が広がったり、共通のメリットがあります。
また、割引キャンペーンなどのお得なサービスも見逃せません。さらに、後撮りのケースでは、子どもの成長力でイヤイヤ期が終わっていることもあるので、時期をずらすほど、安心して撮影に臨める可能性が高くなります。
ちなみに、前撮りで人気なのは、湿度が低く、過ごしやすい4月～6月の間です。一方、後撮りのベストシーズンは、正月や成人式などの行事が落ち着く2月～3月です。このふたつの時期を目安にして撮影のタイミングを選んでみてください。
まとめ
七五三には、古くから我が子の無事を願う親たちの切なる想いが込められています。健康に育った証として、晴れ着姿の記念写真撮影が欠かせません。今回の記事では、3歳の男児の七五三でお宮参りせずに写真撮影のみで済ませてもいいのか、について解説しました。結論からいえば、可能です。答えを参考にして、これからの七五三に活かしてみてください。
