七五三は写真撮影だけでもいい?写真だけの家庭も多いってホント?
七五三は古くから伝わる日本の伝統行事です。以前は、神社の参拝や祈祷が通例となっていましたが、近年は様変わりして、写真撮影だけで済ませる家庭が増えました。この記事では、七五三を写真撮影だけで済ませるメリットやおすすめの撮影場所についても解説しているので、ぜひご覧ください。
七五三は写真だけでもOK!
七五三は、写真を撮るだけでも問題ありません。七五三は、子どもの健やかな成長を祝って神社へ参拝、祈祷する日本の伝統行事です。だからといって、必ず神社へ参拝や祈祷をしに行く必要はありません。仕事や経済的な理由により、簡略化する家庭も増えています。お祝いをする形にも、多様性が生まれたのです。七五三は、写真だけでも問題ありません。
写真撮影だけにするメリットは?
写真だけにするメリットは、3点あります。子どもへの負担や近親者へ連絡する手間と時間、費用を抑えられるなどです。順番に解説していきましょう。
子どもの負担を減らせる
子どもは体力があまりなく、疲れに比例して機嫌が悪くなりがちです。慣れない衣装を着て、ヘアメイクすることに疲れを感じることもあるでしょう。神社への参拝・祈祷時に、子どもが泣いていたり、眠っていたりすることがあります。七五三は子どもが主役です。子どもが七五三を楽しめるように、写真撮影だけにすることも考えてみましょう。
手間と時間を減らせる
七五三というと、以前は近親者がそろって行うこともよくありました。両家、神社などと、日時や段取りを決める連絡をとります。さらに、両家がそろうと、食事会もセッティングしなければならず、大変な苦労があったのです。写真だけにすると手間や時間を減らせます。
費用を抑えられる
神社で祈祷を受けると、初穂料が必要になります。経済的な理由から、少額で済ませたい家庭に、おすすめといえるでしょう。
写真だけにするのはデメリットもある
写真撮影だけにすることにも、デメリットはあります。日本の伝統行事に触れる機会を失うことです。七五三は、幼い子どものころにしか体験できない行事。女の子であれば3歳と7歳、男の子であれば5歳のときに行います。その貴重な機会を失うのは、デメリットといえるでしょう。
写真館か神社か?おすすめの撮影場所
七五三を写真撮影だけにする場合、撮影場所に迷う方も多いでしょう。撮影場所には、大きく分けてふたつあります。写真館のスタジオで撮影するスタジオ撮影と、希望の場所で撮影する出張撮影です。どちらもメリットがあります。スタジオ撮影と出張撮影の特徴と、おすすめの撮影場所をご紹介しましょう。
スタジオ撮影
スタジオ撮影は、写真館のスタジオで撮影する方法です。天候に左右されることなく、雰囲気のあるスタジオを使って撮影できます。衣装や小道具などを多くの種類から選べ、バリエーションのある撮影を楽しめるでしょう。荒天による延期がないので、時間の限られた方やさまざまな撮影を楽しみたい方におすすめです。
出張撮影
出張撮影は、カメラマンがスタジオから出て、ご希望の場所で撮影する方法です。神社で参拝するときに利用すると、風情を感じる撮影となり、よいでしょう。とくに樹木などはスタジオでは設置しづらいため、季節感や自然な雰囲気がでるのは、出張撮影ならではのメリットといえます。
ただし屋外での撮影は、天候にも左右されやすいので、その点には気をつけてください。子どもと情緒のある風景を残したい方は、出張撮影がおすすめです。
まとめ
写真撮影だけにすることも、七五三のひとつの形といえます。七五三は、以前に比べて多種多様に変化しました。変化した理由は、時間がなかったり、経済的な負担があったりするためです。写真だけで済ませると、子どもや家庭、費用面の負担が払拭されます。一方で、日本の伝統に触れる機会を失ってしまうのです。さまざまな事情がありますが、最良と思う形で子どもの成長をお祝いしてあげましょう。